THE IKKYO TSUSHIN

イッパシスポーツ

一橋通信は本年度、7月末日までに計4回の講演会を主催した。

各回の講師は、ベンチャー企業社長、一橋大教授、元雑誌編集者まで幅広く、のべ100人を超える聴衆を独自の話術で楽しませていた。

一橋通信では今後も同様の講演会を開催する予定で、同団体イベント担当者は「この4回、講師の方々にも恵まれ、コンテンツとして良いものを提供する自信は持てた。今後は参加者を増やすため、より積極的に広報をしていきたい」と語った。

学生時代に1億円稼いだ男!!
伝説の営業マンが語る営業の魅力

5月18日午後、一橋通信主催で講演会が開催された。講師はKOBE証券社長(当時)市村洋文氏(写真上)。会場の2301教室では、60名ほどの学生・市民が集まった。

大学時代は旅行やパーティーを主催し、卒業するまでに1億円を稼いだ。野村證券入社後は支店へ配属されたが、持ち前の粘り強さで「野村證券に市村あり」とまでいわしめた。その後、独立してKOBE証券を設立する。

管理者養成学校での地獄の特訓や、具体的な数値とユーモアを交えた日本経済の解説もあり、会場からは笑いが絶えなかった。

「壁を突破するのは会社ではなく、個人」。大企業がリストラをすすめる今、組織よりも個人の力の重要性及びベンチャー魂の必要性を訴える。学生にも起業や零細企業への就職といったチャレンジ精神の重要性を語った。

「学生はもっと失敗を恐れず365日戦う勢いでいこう。チームワークの大切さ、負ける悔しさ、忠魂を学生時代に多くの経験の中から学んでほしい。いつの時代も若い人が新しい技術で変革を起こす。ノーガッツ、ノーグローリー」と最後に学生たちに呼びかけ、講演会を締めくくった。

「広告に頼らない」雑誌会社の哲学!!
企業社会と雑誌ジャーナリズム

6月16日午後、「企業社会と雑誌ジャーナリズム」と題する講演会が2301教室で開催された。これは雑誌『通販生活』の元副編集長・倉林豊氏を招いてのもの。「雑誌ジャーナリズム」についての講演が予定の2時間をこえて行われ、終了後には倉林氏を囲んだ懇親会も開かれた。

「通販生活は、広告を収入源にしていないからスポンサーの圧力を受けずに表現できる。入る広告に応じて自分たちの企画記事を考え始めるのは順序としておかしい」と述べた。

『通販生活』は82年に創刊され、現在の発行部数は150万部(うち定期購読100万部)。カタログではなく雑誌の形式をとったのは、郵送コストが安いためという現実的な経緯がある。

「身の回りに関心をもつのもジャーナリズム。高尚だと思われがちだが、小売をしている中での疑問を記事にしているだけ」ジャーナリストに必要なのは、書く、読む、人と会うのが好きなことと、既存の考えにとらわれず、大胆な発想を持つこと。従って、正論に悩みながらも現場に向かう人が向いている。

「物事を俯瞰的に見る視点は編集にはいらない。最大公約数の企画はボツにし、自分の個人的な感情を基にした足元のリアリズムが必要」と会場の学生達に語りかけ、講演会は幕を閉じた。

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Last Updated: 2009-06-25T03:52:40+09:00 (Thu)