
(取材協力:東進ハイスクール)
せっせと働いても上がらない給料。「人件費削減のために雇われてるのかな」と思う学生は多い。
東進ハイスクール、井関局長は斬る。
「大学生に求めているのは、生徒から見たときの親近感。勤務条件など、それ以外は社員とほぼ同じ。だから、塾の理念を深く理解し、生徒を教育することを楽しんでやってほしい。金銭面を気にするようではダメ」
「バイトだって、塾講師。生徒の成績を上げればいいんでしょ」といそしむ学生たち。
だけど。
「バイトの場合、塾としては一人の学生が突出するのもむしろ困る。講師の差がありすぎると親からクレームがきかねない。また、突出した講師は塾の方針を守らないことが多く、全体で見るとマイナスになる」
かなり意外。
じゃあ何を目指せと?
「塾のスタッフチームの中で、方針に沿いながら、やるべきことをやってもらえればそれでいい」
「一橋なら、履歴書さえ書けばバイトゲット」
甘い考えにはご用心。
「学歴も確かに見るけど、もっと大切なのは、挨拶ができたり時間を守ったりの基本動作。そういう根が素直な人間じゃないとチームワークを大事にしないし、生徒を引っ張ることもできない」
なんとなく始めてしまう塾講バイト。「喧嘩別れでもいいからさっさとやめたいな」とすら思っている学生たち。
「そもそもバイトは目的なくするものではない。目的を持ち、何かを得ようとしてこそ、学生時代にバイトをやる意味がある。それに、目的を持たない学生は現場での成果も上がらない」
教育的発言。
じゃあ、ほかの目的が見つかれば、辞めても構わないわけ?
「こちらとしては、目的をもってバイトをはじめて、目的のためにやめるのであれば嫌がる理由はない。だから、逆にサークルに入るのは歓迎してるんだよ」
最後まで、教育的。